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投稿日:2016年11月15日
LPOの基礎知識や成果を出すためのポイントを6つにまとめました。ランディングページで成果を上げるには必要不可欠なステップなので、LP運営の一貫としてぜひ取り組んでいただければと思います。
はじめに、LPOとはどういった施策のことなのか解説していきましょう。
LPO(ランディングページ最適化)とは、Webマーケティングで使われる施策のことです。英語でLanding Page Optimizationと書くので、その頭文字をとってLPOと呼ばれています。
LPOですることは、ランディングページ(以下LP)の改善です。LPを最適化していくことで、より成果に結びつくLPをつくり出していくのです。LPで期待する成果が出ない時はもちろんのこと、LPを運用するのであればLPOも一緒に取り組んでおいた方がいいでしょう。
さて、LPOがWebマーケティングで重要な理由についてもう少し深掘りして解説しておきます。
Webからの集客を考える際、LPは非常に強力なツールです。ページを訪問してくれたユーザーに効果的に訴求していくことで、商品の購入や会員登録などのコンバージョンにつなげていくことができるからです。リスティング広告などのWeb広告でも、LPは必須と言うことができるでしょう。
さて、そんな強力なツールであるLPでも、必ずしも成果に結びつくとは限りません。思ったほどの成果が得られないこともあるのです。LPはターゲットを設定してデザインやコンテンツを作っていくのですが、実際に運用をはじめるとターゲットの行動にズレが出てくることもあるのです。検討に検討を重ねていても、どうしてもそういった部分は出てくると言えます。
そこを補うのが、LPOなのです。運用前後に生じたズレを補正することで、より成果を出していくことが期待できます。
上述したように、LPOに取り組むとLPが最適化され、コンバージョンの向上が見込めるようになります。と言っても、何から取り組めばいいのかわからないことも多いはず。ここからは、ビギナーの方でも効果の上がるLPOができるよう、LPOで成果を出すためのポイントについてご紹介していきます。
LP運用において、ファーストビューは最も重要です。ファーストビューとは、LPが最初に表示された時にスクロールせずに見られるエリアのこと。
ファーストビューが重要な理由は、非常に明確です。ファーストビューで十分な訴求ができなければ、訪問してくれたユーザーはすぐに離脱をしてしまうから。いかにユーザーを惹きつけるファーストビューにするかが重要なのです。
LPOを行う時も、ファーストビューには力を入れるようにしましょう。良いファーストビューにするためのコツをいくつかあげておきます。
・ボタンなどのCTA要素を配置する
・ベネフィットが伝わる内容か
・数字や実績が表示されているか
通常のWebサイトと同じように、LPをスマホから見ているユーザーは数多いです。LPもスマホやタブレット、パソコンなどのデバイスごとにデザイン・レイアウトをするようにしましょう。
LPOを上手く進めていくには、小さなことから改善していくようにしましょう。例えば、運用しているLPでなかなか成果が出ないとします。だからといって、大幅にデザインを変更したり、内容を変えるのはNGです。これでは、効果が望めないばかりでなく、逆効果になってしまうことも考えられます。
LPOを行う時は、小さな改善を積み重ねていくことを忘れないようにしてください。後述するA/BテストやEFOなどの施策に取り組む時も、大きな変更を加えるのではなく、細かい修正を継続的に行っていくようにしましょう。
LPの情報について一つ。LPOを実施する時は情報を減らすように意識してください。売り込もうとする気持ちが高いと、ついつい情報量が多くなってしまいがちです。それではユーザーに見て欲しい箇所(内容)が分散してしまうので、効果も薄くなってしまうでしょう。
LPOでは情報を追加するのではなく、並べ替えをしたり情報を減らすよう意識しながら行うようにしてください。もちろん、LP制作時に情報をしっかりと絞り込んでおくことも大事です。
行動ターゲティングLPOとは、ユーザーの行動履歴や属性などの情報を基に、より効果的なLPを提供していくことをいいます。LPを閲覧してくれたユーザーのアクセス情報などを参考に、セグメント化を行い、LPを最適化していくのです。
一言にLPOと言っても、非常にさまざまな方法が知られています。その中でも欠かせないのが、A/Bテストでしょう。
A/Bテストとは、あるLPに対して異なるパターンのデザイン(もしくはコンテンツ)を制作して、どちらの方が効果が出るか調べる方法のこと。机上の空論ではなく、実際のユーザーに見てもらうことでLPを改善していくのです。
A/Bテストに取り組むには、ツールを活用した方がいいでしょう。A/Bテスト関連のツールについては下の記事で解説していますので、併せてご覧いただければ幸いです。
LPにはさまざまなページ要素が含まれていますが、その中でもコンバージョンに直結する要素はフォーム(入力フォームや購入フォームなど)でしょう。
せっかくユーザーが購買意欲を高めてくれていても、フォームが使いづらければ入力を止めてしまうかもしれません。ユーザーが気にするのは、使いやすいかどうかだけではありません。フォームの項目数や項目の内容、デザイン、入力時のエフェクトなど、多岐に渡ります。
もちろんLPは効果が最大化できるようにフォームを設計します。ただし、実際にLPを運用してみると想定とは異なるユーザーの動きも出てくるはず。EFOを導入することで、よりスムーズなコンバージョンにつなげられるフォームが作れるようになるでしょう。
EFOの基本や実施する際のポイントについては、別の記事でまとめる予定です。
LPOの基礎知識と、成果を出すためのポイントを6つに絞ってご紹介しました。記事でご説明したように、効果的なランディングページ運営のためには継続的な改善が必須。ご紹介したポイントを参考にしていただき、より一層ランディングページを活用していただければと思います。