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投稿日:2023年11月23日
LP作成におけるよくある間違いを集めてみました。意外と見落とされがちな要素も含まれていますので、ぜひ一度確認してみてください。過去の失敗から学び、より効果的なLPを作成するための参考にしていただければ幸いです。
どんなに素晴らしいLPを制作しても、狙ったユーザー層に届かなければその価値は半減してしまいます。ターゲットとなるユーザーを明確に定めることは、この点で非常に重要です。しかし、残念ながらこの重要なステップを見落としている事例が少なくありません。
ターゲットが不明瞭な場合、LPが誰に向けて作られているのかが不明確になります。これは、LPの内容やデザインが本来の目的から逸脱するリスクを高めることにもつながります。
LP制作に取り掛かる際は、まずターゲットの設定をはっきりさせることが重要です。市場調査や競合分析を通じて、ターゲット層を絞り込んでいきましょう。商品やサービスによって異なりますが、一般的にはターゲットを狭く特定する方が効果が高いとされています。成果を追求するあまり、多くの要素を盛り込み過ぎないよう注意が必要です。
また、ペルソナの設定を利用することも有効です。ペルソナとは、具体的なデータに基づく理想の顧客像を指します。これはLPの制作だけでなく、マーケティング戦略の策定やユーザー行動分析など、幅広い用途に役立てることができます。
LPは、自社のサービスや商品をアピールするための重要なツールです。多くの時間と労力をかけて作成されるため、制作者の情熱や製品への愛着が強く反映されることが多いです。その結果、自社の思いや製品の特徴を多く盛り込んだLPがよく見られます。
しかし、重要なのは、これらのサービスや商品を購入するのが誰であるかということです。それはターゲットとなるユーザーです。自社が伝えたいことやアピールしたいポイントだけを掲載していては、ユーザーが関心を持つことは難しいでしょう。
なぜユーザーはLPを閲覧し、フォームに入力するのでしょうか？実際、フォームへの入力は手間がかかる作業です。それでもユーザーがフォームを利用するのには、どんな理由があるのでしょうか？
その答えはシンプルです。ユーザーにとって何らかの利益（ベネフィット）があると感じるからです。ユーザーは自分にとってのメリットを感じ取った時、LPを活用するのです。ですから、単に自社のアピールをするのではなく、ユーザーにとっての利点に焦点を当ててLPを作成することが重要です。
ユーザーがLPにどのようにしてたどり着くのか考えてみましょう。多くの場合、リスティング広告や検索エンジンを通じてLPにアクセスすることが一般的です。このため、広告や検索結果からの流入とLPの内容は、一貫性を持っている必要があります。
たとえば、リスティング広告で「20%オフ」と宣伝しているのに、LPでは「15%オフ」と記載されていたらどうでしょうか？このような不一致はユーザーに「情報が異なる」という印象を与えます。このような矛盾は、ユーザーの購買意欲を大きく減退させる可能性があります。
LPの制作にあたっては、リスティング広告などの流入源で使用されている言葉との整合性に気をつけることが重要です。たとえわずかな内容の違いであっても、ユーザーには敏感に感じ取られる可能性があるため、この点を念頭に置くことが賢明です。
完成したLPに満足してしまい、「これほど良いLPならば、成果も自然に伴うだろう」と思いがちです。しかし、LPを公開した後に何も手を加えずに放置するのは避けるべきです。常に改善と更新が必要なのが、効果的なLP運用の鍵です。
優れたLPを持つことは間違いなく喜ばしいことですが、LPを公開しただけで自動的にアクセス数が増えたり、成果が得られるわけではありません。LPは作成後も、継続的な改善が必要です。
このプロセスはLPO（ランディングページ最適化）として知られています。このブログでは、下記の記事でもLPOについて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
たとえデザインやコンテンツが優れたLPであっても、フォームの設計が不十分だとコンバージョンに結びつかないことがあります。特に、フォームの項目が多すぎるというのは一般的な問題です。多くの入力項目は、ユーザーにとって大きな負担となり得ます。どんなに効果的にユーザーを引き込んでも、フォームで離脱されてしまっては意味がありません。
LP制作の際には、フォームの設計にも細心の注意を払ってください。不要な入力フィールドや任意のフィールドは、できるだけ削減しましょう。また、ユーザーが入力しやすいように、説明文や視覚的なエフェクトを取り入れることが効果的です。
ただし、LPの制作が完了した後も、運用中の改善は非常に重要です。これはEFO（エントリーフォーム最適化）と呼ばれるプロセスです。EFOに関する詳細は、下記の記事にもまとめてありますので、ぜひ参考にしてください。
» LPで成果を上げる！EFO（エントリーフォーム最適化）のポイント15箇条
LPは一般的なWebページに比べて縦長であることが多く、その結果、データ量が増えてページの読み込みに時間がかかることがあります。ページの表示が遅れると、ユーザーはすぐにサイトを離れる傾向にあります。LPにとって、遅いページ表示速度は非常に大きな問題です。
ページの表示速度を改善するためには、まずデータ量を削減する方法を検討してみてください。例えば、画像を圧縮することで、データ量を大幅に減らすことが可能です。また、不必要なファイルが読み込まれている場合は、これらの読み込みを停止することで、さらにデータ量を削減できます。ページの一部要素の読み込みを遅延させる技術も効果的です。
表示速度の問題は主に技術的な側面が関わってきますので、制作会社や専門家に相談するのが良いでしょう。
最近は、PCよりもスマホを使ってインターネットにアクセスするユーザーが増加しています。この傾向に合わせて、LPもスマホでの閲覧に適したデザインを採用することが重要です。しかし、意外にもまだ、スマホ対応していないLPがあったりします。また、スマホ対応が不十分で、部分的にレイアウトが崩れてしまうことも少なくありません。
LPについても、Webサイト同様にスマホ対応を行うようにしましょう。スマホ対応の方法については、下の記事で解説しているように何通りかあります。
» レスポンシブだけじゃない！スマホ対応の方法3つと特徴まとめ
こちらの記事でも述べていますが、基本的にはレスポンシブデザインを採用すればいいでしょう。ディスプレイサイズによってデザインを切り替えるので、どの端末でも意図した通りのデザインで表示できるようになります。
LP制作のよくある間違いを7つご紹介しました。冒頭でも述べましたが、失敗から学べるエッセンスはとても役に立ちます。これからLPを制作する方だけでなく、すでにLP運用をされているWeb担当者などの方に参考にしていただければ幸いです。
