Loading...
投稿日:2016年11月30日
LP制作時のよくある間違いについてまとめました。案外見逃されているポイントも多いので、一度チェックされてみてはいかがでしょうか?失敗に学び、成果の上がるLPを目指していきましょう。
どんなに優れたLPを制作しても、ターゲットとしているユーザーに見てもらわなければ意味がありません。そのためにも、ターゲットを明確に設定しておくことが大事。しかし、これができていないケースがあまりにも多いのです。
ターゲットが曖昧だと、誰に見てもらいたいLPなのかがわかりませんよね。LPのコンテンツやデザインも、的外れになってしまう危険性があります。
LPを制作する時は、はじめにターゲット設定を明確に行いましょう。市場や競合の分析を行い、ターゲットを絞っていくのです。商材にもよりますが、一般的にターゲットは小さく的を絞った方が効果的です。成果を上げたいからと、あれこれと詰め込みすぎないように注意しましょう。
ペルソナを利用するのも手です。ペルソナとは、具体的なデータに基づいた理想的な顧客像のこと。LP制作はもちろんのこと、マーケティングの方向性を統一したり、ユーザー行動の分析などにも活用できます。
LPは、自社サービスや商品を売り込むためのツールです。LPも手間ひまかけて制作しているでしょうし、思い入れも強くなることでしょう。自社の想いや製品のアピールをたくさん掲載してあるケースは非常によく見られます。
しかし、そのサービスや商品を買ってくれるのは誰なのでしょうか?ターゲットユーザーですよね。こちらが知って欲しいこと、アピールしたいことだけを載せていては、ユーザーは興味を持ってくれないでしょう。
ユーザーはなぜLPを見てくれるのでしょうか?フォームからの入力も、正直言ってしまえば面倒なことです。しかし、ユーザーはフォームを使ってくれます。その理由はどこにあるのでしょうか?
一言で言えば、ユーザーが得をするからです。ユーザーは利益(ベネフィット)が得られると判断したから、LPを使ってくれるのです。こちらからの一方的なアピールではなく、この点にフォーカスしてLPを作っていくようにしましょう。
ユーザーはどのようにしてLPに訪問するのでしょうか?リスティングなどのWeb広告や検索エンジンから、訪問をしてくるケースがほとんどでしょう。そのため、流入元と流入先であるLPで、言っていることに統一感がなければいけません。
例えば、リスティングの文言では20%オフと書いてあるのに、LPで15%オフと書いてあったら?ユーザーは「言っていることが違う」と感じるはずです。おそらくそれだけで、ユーザーの購入意欲は大幅に低下してしまうでしょう。
LPの内容は、リスティングなどの流入元で使っている言葉と齟齬がないように注意してください。ちょっとした内容の違いだけでも、ユーザーには気付かれてしまうと考えておいた方がよいです。
いいLPが出来上がったら、それで満足な気がするかもしれません。「これだけ良いLPなのだから、自然と成果もついてくるだろう」と考えてしまうのです。LPを公開したら、あとは放置で何もしない。これはNGです。
良いLPがあることは、確かに喜ぶべきことです。しかしLPは公開しておけば勝手にアクセスが増加して、勝手に成果が出るものではありません。制作したあとも、継続的に改善していくことが大切なのです。
LPを改善していくことは、LPO(ランディングページ最適化)と呼ばれています。本ブログでも下記の記事で取り上げていますので、参考にしていただければと思います。
デザインやコンテンツに優れているLPでも、フォームが良くなければコンバージョンにはつながりません。よくあるのが、フォームの項目数が多いケースです。入力すべき項目数が多いというだけで、ユーザーにとってはかなりの負担になります。せっかく上手に訴求できていても、フォームで離脱されては仕方ありませんよね。
LPを制作する時は、フォームについてもしっかりと検討を重ねるようにしてください。不必要な入力欄や、任意の入力欄は可能な限り削除します。入力のサポートになるよう、説明文やエフェクトを盛り込むようにしましょう。
制作時だけではなく、LPは運用をした後の改善も大切でしょう。いわゆるEFO(エントリーフォーム最適化)のことですね。EFOについては下の記事でもまとめていますので、併せて参考にしていただければと思います。
» LPで成果を上げる!EFO(エントリーフォーム最適化)のポイント15箇条
LPは通常のWebページよりも縦長に作られているケースがほとんどです。データ量も増加していくことが多いため、ページの表示に時間がかかっているページも少なくありません。なかなかページが表示されないと、ユーザーはすぐに離脱をしてしまうでしょう。表示が遅いのはLPにとっては致命的なのです。
対策として、データ量を減らせないかを検討してください。例えば、画像の圧縮をすることでかなりデータ量を節約できるはずです。不要なファイルが読み込まれている場合は、そういったファイルの読み込みを止めるだけでもデータ量が減らせます。また、部分的にページ要素の読み込みを遅らせる方法も有効です。
表示速度については、このように技術的な内容がほとんどです。制作会社に相談するなど、専門家に依頼するといいでしょう。
最近では、PCよりもスマホからネットを利用しているユーザーも増えてきています。LPもその流れにあわせて、スマホでも見やすいデザインを採用すべきでしょう。しかし、モバイル対応していないLPは意外に多いもの。また十分に対応しきれていないため、部分的にレイアウト崩れが見られるケースもあります。
LPについても、Webサイト同様にスマホ対応を行うようにしましょう。スマホ対応の方法については、下の記事で解説しているように何通りかあります。
» レスポンシブだけじゃない!スマホ対応の方法3つと特徴まとめ
こちらの記事でも述べていますが、基本的にはレスポンシブデザインを採用すればいいでしょう。ディスプレイサイズによってデザインを切り替えるので、どの端末でも意図した通りのデザインで表示できるようになります。
LP制作のよくある間違いを7つご紹介しました。冒頭でも述べましたが、失敗から学べるエッセンスはとても役に立ちます。これからLPを制作する方だけでなく、すでにLP運用をされているWeb担当者などの方に参考にしていただければ幸いです。