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化粧品のLP制作で成果を出す構成とは?定期購入の導線設計と表示ルールを解説

化粧品は、機能だけで比較されにくく、実際に使うまで効果を確かめられない商材です。そのため、広告から流入した見込み客に対して、悩みへの共感・成分の裏付け・使用感・価格の納得感を1ページで積み上げる必要があります。これを担うのがLP(ランディングページ)です。

ところが、デザインを整えて商品写真を並べただけのLPでは、購入まで進みません。化粧品LPの成果は、情報を出す順序と、定期購入の条件をどう提示するかで大きく変わります。加えて、薬機法・景品表示法・特定商取引法という3つの表示ルールを踏まえた表現設計も欠かせません。

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本記事では、化粧品のLP制作について、ECサイトやブランドサイトとの役割の違い、CVRを高める構成要素、定期購入を前提としたオファー設計、フォームと決済の設計、表示ルール、費用相場と制作期間、公開後の改善までを解説します。
費用の内訳や薬機法のNG表現を詳しく確認したい場合は、別記事で扱っているためあわせてご覧ください。

化粧品LPの役割とECサイト・ブランドサイトとの違い

化粧品ブランドがWeb上に持つページには、LP・ECサイト・ブランドサイトの3種類があります。それぞれ担う役割が異なり、置き換えの関係ではありません。

LPは1商品・1オファーに絞る

LPは、広告から流入した見込み客に対して、1つの商品と1つの購入条件だけを提示し、その場で申し込みまで完結させるページです。他商品へのリンクやカテゴリー一覧を置かず、離脱の要因を意図的に減らします。
複数のラインを扱うブランドでも、LPは商品ごとに用意するのが基本です。「シリーズ全体を知ってもらう」ことと「1商品を買ってもらう」ことは、必要な情報も文章量も異なります。

ECサイトは購入後・リピート時の受け皿

ECサイトは、商品一覧・比較・レビュー・会員機能・購入履歴を備え、リピート購入や複数商品の追加購入を受け止める場です。すでにブランドを知っている顧客が使うため、説得よりも探しやすさが重視されます。
広告の遷移先をECサイトの商品ページにすると、初見の見込み客には情報が足りず、逆に商品一覧に飛ばすと選択肢が多すぎて離脱します。新規獲得はLP、リピートはECサイトという役割分担が基本形です。

ブランドサイトは世界観と信頼を担保する

ブランドサイトは、開発背景、処方の考え方、会社情報、サステナビリティへの取り組みなどを掲載し、ブランドとしての信頼を支える場です。直接的な販売よりも、比較検討中の顧客が「どんな会社が作っているのか」を確認する用途で見られます。
LPからブランドサイトへの導線を設けるかどうかは判断が分かれますが、高価格帯の商品や新興ブランドの場合、会社情報を確認できることが購入の後押しになります。

CVRを高める化粧品LPの構成要素

化粧品LPの構成は、悩みへの共感から入り、解決の根拠を示し、価格を提示し、購入後の不安を消すという流れが基本です。この順序が入れ替わると、途中で離脱が起きます。

ファーストビューで対象者と悩みを言い当てる

最初に表示される領域では、「誰の」「どんな悩み」に向けた商品かを示します。年代、肌質、季節や生活習慣による状態など、読み手が自分のことだと認識できる具体性が必要です。
ここで効果を断定する表現を使うと薬機法に抵触するおそれがあります。悩みの描写に具体性を持たせつつ、効果の断定は避けるという線引きが、化粧品LPの最初の関門です。

成分・使用感の裏付けを段階的に置く

配合成分の説明、処方のこだわり、製造体制、使用感(テクスチャー・香り・伸び)は、購入を検討する段階で確認される情報です。ただし、冒頭から成分の解説を並べると読み進めてもらえません。
悩みへの共感、商品の位置づけ、使うとどうなるかのイメージを先に置き、そのあとで根拠としての成分情報を出す順序が効果的です。テクスチャーは静止画より動画のほうが伝わるため、短い動画を差し込む構成も有効です。

価格提示の前に価値を積み上げる

価格を早い段階で提示すると、価値が伝わる前に高いか安いかだけで判断されます。1日あたりの使用量から換算した金額を示す、既存のケア方法にかかっている費用と比較するといった形で、価格の納得感をつくってから提示します。
ただし、比較の仕方によっては景品表示法上の有利誤認にあたるおそれがあります。他社商品との直接比較や、根拠のない「実質〇円」といった表現は避けてください。

使用方法とサポートで購入後の不安を消す

「肌に合わなかったらどうするか」「使い方が分からない」といった不安は、購入直前の離脱要因になります。使用手順、使用量の目安、他のアイテムとの併用可否、返品・交換の条件、問い合わせ窓口を明記しましょう。
返品保証を設ける場合は、対象期間・対象条件・手続き方法まで具体的に書きます。条件が曖昧なまま「安心の返金保証」とだけ書くと、かえって信用されにくくなります。

定期購入(サブスク)を前提としたオファー設計

化粧品の通販は、初回の獲得コストを継続購入で回収するモデルが中心です。そのため、LPのオファー設計は、初回のCVRと継続率の両方に影響します。

初回価格を下げるほど良いとは限らない

初回価格を大幅に割り引けば申し込み数は増えますが、価格に反応しただけの層が混ざるため、2回目以降の継続率が下がることがあります。獲得数だけを見て割引を深めると、顧客あたりの累計購入額(LTV)が悪化します。
判断の基準は、初回のCVRではなく、獲得単価と継続率を掛け合わせた採算です。値引き幅の異なるパターンを用意し、継続率まで含めて比較したうえで決めるのが確実です。

解約条件は隠さず明示する

継続回数の縛り、2回目以降の価格、解約の受付方法と期限は、申し込みボタンの近くに読める大きさで記載します。小さな文字で欄外にまとめる形は、特定商取引法の観点でも問題になり得ます。
解約条件を明示すると申し込み数が減るのを懸念する声もありますが、条件を理解して申し込んだ顧客のほうが継続率は高くなります。解約時のトラブルによるブランド毀損や、決済代行会社からの指摘を避ける意味でも、明示は必須です。

単品購入との併記をどうするか

定期購入のみを提示するか、単品購入も選べるようにするかは、商材と客層で判断が分かれます。単品を併記すると定期の申し込み率は下がりますが、定期に抵抗がある層を取り込めます。
実務では、定期コースを主として大きく見せ、単品購入も選択できる形にするパターンが多く見られます。どちらの導線でも、価格・送料・支払い方法が明確に分かる状態にしておくことが前提です。

CVRを高めるフォームと決済の設計

LPの内容に納得しても、申し込みの手続きが煩雑であれば離脱します。化粧品LPでは、フォームと決済の設計がCVRに直結します。

フォーム一体型LPで離脱を防ぐ

申し込みボタンを押した後に別サイトのカート画面へ遷移すると、そこで一定数が離脱します。LPの下部に入力フォームを埋め込み、ページ内で完結させる形(フォーム一体型LP)にすると、遷移による離脱を抑えられます。
ページ内の複数箇所に置いた申し込みボタンは、すべてこのフォームへスクロールする設計にします。画面下部に追従するボタンを併用すると、読み進めた任意のタイミングで申し込みに移れます。

決済手段は複数用意する

クレジットカードのみの対応では、カード情報の入力を避ける層を取りこぼします。後払い、コンビニ払い、キャリア決済、各種スマホ決済など、客層に合わせて複数の手段を用意しましょう。
特に初回購入では、カード情報を登録することへの抵抗が働きます。後払いに対応しているだけで申し込み率が変わることもあるため、決済代行の導入費用と合わせて検討する価値があります。

スマートフォンでの入力を基準に設計する

化粧品LPへの流入は、多くの場合スマートフォンが中心です。入力欄をタップしたときに適切なキーボードが出るか、郵便番号から住所が自動入力されるか、エラー表示が入力欄のすぐ横に出るかを実機で確認してください。
入力項目は、氏名・住所・連絡先・支払い方法に絞ります。生年月日や肌の悩みといった任意項目は、購入完了後のアンケートに回すほうが、申し込みの完了率は上がります。

申し込み導線で守るべき表示ルール

化粧品の広告では薬機法と景品表示法が問題になりますが、表現そのものの可否については別記事で詳しく解説しています。ここでは、LPの申し込み導線という観点から、見落とされやすい表示の要件を整理します。
いずれも、表現を工夫する以前に「どこに、どの大きさで置くか」で判断される項目です。

特定商取引法の最終確認画面で表示すべき事項

通信販売では、申し込みの最終確認画面において、分量、販売価格(送料を含む)、支払いの時期と方法、引渡しの時期、申し込みの撤回や解除に関する事項、申込期間の定めがある場合はその内容を表示することが求められます。定期購入契約の場合は、各回の分量・金額・引渡し時期など、契約全体の内容を表示する必要があります。
フォーム一体型LPであっても、注文内容を確認させる画面が最終確認画面にあたります。カートシステムの標準画面をそのまま使っている場合、要件を満たしているかは自社で確認してください。

打消し表示は強調表示と同じ画面・同じ視認性で

「初回500円」と大きく打ち出し、その下に小さな文字で「2回目以降は4,980円、4回の継続が条件」と添える。あるいは別ページへのリンク先にだけ書く、スクロールしないと見えない位置に置く。こうした打消し表示は、強調表示を見た人に届かなければ意味がありません。
文字サイズ、背景とのコントラスト、強調表示との距離を揃え、同じ画面内で読める状態にします。パソコンで問題なく見えても、スマートフォンでは強調表示と打消し表示が離れてしまうことがあるため、実機での確認が必要です。

広告媒体の審査基準は媒体ごとに異なる

法令上は問題のない表現でも、広告媒体の審査で止まることがあります。ビフォーアフターを想起させる構図、肌や体の一部のクローズアップ、効果を連想させる比喩表現、著名人を思わせる画像などが典型です。
基準も運用も媒体ごとに異なるため、配信予定の媒体を先に決め、その基準に合わせてLPとバナーを設計します。審査の差し戻しは配信開始日に直結するので、入稿の締切から逆算して確認の時間を確保しておきましょう。

LP制作にかける予算の決め方

価格帯ごとの相場は別記事にまとめています。ここでは、自社の場合いくらまでかけてよいのかを判断する考え方を扱います。
相場表だけを見て「専用LPは40万円から」と決めても、その金額を回収できるかどうかは商材と配信規模によって変わります。

予算は初回獲得単価の回収から逆算する

顧客あたりの累計購入額(LTV)に粗利率を掛けると、1件の獲得に使える上限が出ます。そこから許容できる獲得単価を決め、月間の目標件数を掛けたものが広告費の規模です。
制作費は、そのLPが何ヶ月・何件を回すかで割り戻して考えます。月100件を12ヶ月運用するなら1,200件に対する費用なので、制作費80万円でも1件あたり約667円です。逆に、月10件しか出ないLPに同じ金額をかけると、1件あたり6,600円以上が上乗せされます。制作費の妥当性は金額そのものではなく、そのLPが回す件数で決まります。

制作費より運用費のほうが大きくなる

制作費は一度きりですが、広告費、A/Bテスト用のパターン制作、表現チェック、媒体審査の差し戻し対応は運用が続く限り発生します。年間で見ると、制作費の何倍にもなることが珍しくありません。
見積もりを比較するときは初期費用だけを並べず、公開後1年間にかかる費用まで含めて計算してください。初期費用が安くても、修正のたびに都度見積もりになる契約では、結果的に高くつくことがあります。

追加費用が発生しやすい項目

追加されやすい項目費用目安
商品・モデル撮影(半日〜1日)10万円〜30万円程度
テクスチャー動画の撮影・編集5万円〜20万円程度
薬機法・景品表示法の表現チェック3万円〜10万円程度
カートシステム・決済代行との連携5万円〜20万円程度
A/Bテスト用の別パターン制作1パターンあたり5万円〜15万円程度
GA4・広告コンバージョンタグの設置1万円〜3万円程度

公開後の改善(LPO)で成果を積み上げる

化粧品LPは、公開して終わりではなく、数字を見ながら調整を重ねることで成果が積み上がります。最初の1本で完成させるのではなく、改善を前提とした体制を組むことが重要です。

見るべき指標はCVRだけではない

CVRが上がっても、継続率が下がれば採算は悪化します。初回獲得単価、2回目・3回目の継続率、解約までの平均回数、顧客あたりの累計購入額を組み合わせて判断してください。
また、LPのどこで離脱しているかも把握が必要です。スクロールの到達率とフォームの入力完了率を計測すれば、改善すべき箇所がコピーなのかフォームなのかを切り分けられます。

A/Bテストは1要素ずつ変更する

ファーストビューのコピー、商品写真、価格の見せ方、ボタンの文言を同時に変えると、どの変更が効いたのか判断できません。1回のテストで変更するのは1要素に絞ります。
影響が大きいのはファーストビューとオファーの提示方法です。細部のデザイン調整より、この2つから着手したほうが変化が出やすくなります。

継続率を上げるのはLPではなく購入後の接触

2回目につながらないとき、LPだけを直しても限界があります。同梱物での使い方の案内、次回配送前のお知らせ、使用量の目安の共有といった購入後の接触が、継続率を左右します。
LP側でできるのは、誰に向けた商品かを明確にして、価格以外の理由で選ばれる状態をつくることです。初回価格の安さだけで集めた顧客は、購入後にどれだけフォローしても離脱しやすくなります。

よくある質問

ECサイトがあれば、LPは不要ではありませんか?

役割が異なります。ECサイトは商品を探して購入する場で、すでにブランドを知っている顧客が使います。一方のLPは、初めて商品を知る見込み客に対して、悩みへの共感から購入の判断材料までを順序立てて提示するページです。広告を配信する場合、遷移先がECサイトの商品ページだと情報が足りず離脱しやすいため、新規獲得用にLPを用意したほうが費用対効果は高くなります。

LP制作にいくらまでかけてよいか、どう判断すればよいですか?

顧客あたりの累計購入額に粗利率を掛けて1件あたりに使える上限を出し、そこから許容できる獲得単価を決めます。制作費は、そのLPが何ヶ月・何件を回すかで割り戻して考えてください。月100件を12ヶ月運用するなら、制作費80万円でも1件あたり約667円です。件数が見込めない商材に高額をかけると回収できないため、まず配信規模の見通しを立ててから予算を決めるのが確実です。

定期購入の条件は、どこまで書く必要がありますか?

継続回数の縛り、2回目以降の価格、解約の受付方法と期限、送料の扱いを、申し込みボタンの近くに読める大きさで記載します。加えて、申し込みの最終確認画面では、分量・販売価格・支払時期と方法・引渡時期・撤回や解除に関する事項の表示が求められます。初回価格だけを目立たせ、以降の条件が小さな文字や別ページにしか書かれていない設計は避けてください。

最終確認画面には、具体的に何を表示すればよいですか?

分量、販売価格(送料を含む)、支払いの時期と方法、引渡しの時期、申し込みの撤回や解除に関する事項、申込期間の定めがある場合はその内容です。定期購入契約では、各回の分量・金額・引渡し時期など契約全体の内容を表示する必要があります。フォーム一体型LPの場合も、注文内容を確認させる画面が最終確認画面にあたります。カートシステムの標準画面を使っている場合は、要件を満たしているか自社で確認してください。

広告の審査に落ちてしまいます。何を確認すればよいですか?

法令上は問題のない表現でも、媒体の審査基準に触れていることがあります。ビフォーアフターを想起させる構図、肌や体の一部のクローズアップ、効果を連想させる比喩表現、著名人を思わせる画像が典型です。基準は媒体ごとに異なるため、配信予定の媒体を先に決め、その基準に合わせてLPとバナーを設計してください。差し戻しは配信開始日に直結するので、入稿の締切から逆算して確認の時間を取っておくことをおすすめします。

申し込みは入るのに、2回目の継続につながりません。

初回価格の割引幅が大きすぎて、価格に反応した層が中心になっている可能性があります。あわせて、購入後のフォローが不足しているケースも多く見られます。使い方の案内、次回配送前のお知らせ、使用量の目安の共有といった接触を設計すると継続率は変わります。LP側では、誰に向けた商品かを明確にし、価格以外の理由で選ばれる状態をつくることが対策になります。

商品ラインが複数ある場合、LPは分けるべきですか?

広告を配信する場合は分けたほうが成果は上がります。商品ごとに対象となる悩みも客層も異なり、1ページにまとめると訴求が薄まるためです。ただし最初から全ラインを用意する必要はありません。主力商品または利益率の高い商品を1つ選び、成果が出た構成を型として他商品へ展開すると、2本目以降の制作コストを抑えられます。

株式会社ロックビル ランディングページ制作

株式会社ロックビルは、東京を拠点にHP・LP制作、Webマーケティング(PPC・SEO・SNS)、Webコンサルをワンストップで提供しています。化粧品・美容分野では、訴求設計とコピーライティング、表示ルールを踏まえた表現の整理、フォーム・決済導線の実装、公開後の広告運用と改善までを一貫してご支援できます。営業電話による売り込みは行わず、無料相談からご提案します。

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